禁酒は一つの手段!

禁酒・お酒との付き合い方

みなさま、一日どれだけお酒を飲んでいますか?

何歳からどのくらいの頻度で飲んでいますか?

私はアル中の人間に育てられたため、小学4年生の頃から飲まされ、中学生の時にはすでにアル中で毎日酒浸りでした。(未成年の飲酒は法律で禁止されており、また未成年にお酒を飲ますのは虐待行為です。)

飲みたくなくても飲まなければ人格と存在を否定され、何週間と無視され続けるからです。肉体的な暴力はありませんでしたが、精神と性的な暴力が常にありました。

その後、15の頃には家を出ましたが、20も後半になったとき、アルコールで苦痛を紛らわし、やる気を捻出している自分に気づいたのです。私にとってアルコールは、動けない体を無理やり動かすためのお薬のようになっていたのです。

やめたいのにやめられない。やめたり飲んだりを繰り返す毎日。数か月やめることもありましたが、飲み始めると一日一本のワインと500ml缶のビールを立て続けて飲んだり、お酒による自律神経の乱れも感じていたし、体のだるさや肌荒れも感じているのにやめられない。飲まなきゃなにもできない。やる気でない。けどお酒も相まって具合が悪い。そんな状況でした。

そこである日、有名Youtuberの方が、1年間お肉とか「何か」を断つチャレンジしているのを知ります。それを知ったとき、私は考えました。「私は一年間、お肉をやめられるだろうか…?」答えは、ノーだと思いました。そこで気づいたのです。「アルコールは依存性があるからやめられない」は思い込みで、習慣をやめられないのと同じ理由で、生活の一部になっているからやめられないんだと。私は一年間お肉もやめられないし、きっとなんの依存性もない麦茶ですらやめられないだろうと考えました。そこで必要なのは「欲のコントロール」なんじゃないのか、そう思い至りました。

それからというもの、「お酒を飲みたい」と「お酒をやめたい」という思考が出てくるたびに、自分の好きな食べ物を思い浮かべて、「お酒飲みたいし、お刺身食べたい、お寿司も食べたい、炭酸飲みたい」という風に、お酒に対する特別な感情をなくすように心がけました。そうすると徐々にお酒に対する気持ちや欲求が変わっていきました。と、同時に、なんでお酒が欲しいのか、どういうときにお酒が欲しくなるのか、自分を見つめなおすきっかけにもなりました。

例えば私の場合だと、初めにも書きましたが「やる気を捻出するために飲む」なのだとしたら、なぜやる気を捻出しなきゃいけないのか?という問いに向かい、「それは疲れていてやる気が出ないからだ。」というひとまずの結論にたどり着きます。そうです、疲れてたのに気づかないふりをするためにお酒飲んでたのです。そこまでくると、「疲れてるなら何もせずにゆっくり寝てたらいい」をやれるように生活を変えていきました。家事なんてたまにはさぼったっていいし、食事もたまにはインスタントでいいんです。仕事も思い切って有給とって寝ちゃおう!そんな風に自分を労れるようになりました。子供のころから働きづめで休める日があまりなかった私にとっては「何もしない時間」っていうのはとても新鮮で穏やかな時間になっていきました。

みなさまはなんのためにお酒を飲みますか?なぜ、お酒をやめたいと思いましたか?もしお酒で悩みを抱えているのなら、お酒で隠れている根本的な悩みがあるかもしれません。そこを見つめなおすことで、人生をいい方向へ変化させていく手掛かりがつかめたりします。禁酒はよりよい人生を歩むための一つの手段です。

今となっては、4か月お酒を飲まず、1日お酒を楽しむために飲み、また4か月飲まないような生活を無理なく送れるようになりました。2024年になってからは、新しい試みということで1年間のお酒断ちにチャレンジしています!(現在5か月目)大みそかになったらちょっといいワインを買って、今年1年の頑張りをねぎらおうと考えて、今からワインの知識を調べたりして楽しむ時間にしています。

みなさまも人生を変える一つのきっかけとして向き合ってみてはいかがでしょうか!

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